ほんとうの長文駄文。

27歳。エッセイを出すのが夢なので、その練習に。

26歳。西加奈子さんと飲みたい。西加奈子さんになりたい。

好きな人の思考には出来る限り近づいてみたい。

前述のSexy Zone中島健人くん、ケンティーちゃんの時もそうだった。「黒服物語」でなぜかドーンとケンティーちゃんの世界に落っこちてから、寝る間も惜しんで動画を漁り、過去のDVD作品を買い漁り、インターネットでエピソードや発言を検索しまくった。私たちは表向きの発言しかキャッチできないが、それでもいい、とにかく思考に近づきたい!とその一心で漁った。

そもそも私は誰かの世界に落っこちやすい性格である。1ヶ月前位からだろうか。今またどっぷりある世界に浸かっている。

それは作家の西加奈子さんである。
大好きだったラジオ「朝井リョウ加藤千恵オールナイトニッポン0」で度々出てくるお名前だったので、お名前だけは知ってはいた。年末から3、4ヶ月の間ありとあらゆる方のエッセイを狂ったように読み漁っていた時期があったのだが、そこで出会ってしまったのが西さんの「この話、続けてもいいですか?」である。
酔っ払い話や貧乏時代の話、成人は30歳にすべきだという主張などなど、声に出して笑える文章がギュギュッと詰まっている。というか、ぶっ飛んでいるな、西加奈子西加奈子と友達になりたい!西加奈子と飲みたい!西加奈子になりたい!!西加奈子の脳みそを見たい!!!(敬称略)
 
西加奈子さんへの思いが喉まできて、耳まできて、顔が真っ赤になって破裂するぅううう!!!というどうしようもない状態になり、気付いたら西さんの作品をAmazonでポチポチしていた。

今の私の本棚は西さん作品だらけである。気付いたら何も考えずポチポチしてしまう病気にかかっており、「黄色いゾウ」に関してはなぜか2冊買ってしまっている。ちなみに「黄色いゾウ」はまだ読んでいない。

直木賞受賞作の「サラバ!」はもちろん早く読みたかったが、自分を焦らして焦らして「まにまに」「ごはんぐるり」とエッセイを読んだ後、「ふる」「きりこについて」「漁港の肉子ちゃん」「うつくしい人」「舞台」「まく子」と6作品を一気に読み、昨日からいよいよ「サラバ!」に突入した。まだまだ読んでいない作品はあるのだが、なんとなく「もういいだろう。」という自分への甘さが出た。「サラバ!」を横目に自分を焦らすという意味のない焦らしプレーに、いよいよ我慢出来なくなった。そのプレーは誰に向けたものでもないし、誰にも公言していないし、いよいよ意味を見出せなくなった。だから自分で自分に「サラバ!」を読む権利を与えた。自分で閉めた門を自分で開けた。読み始めたら読み始めたで、「サラバ!」をずっとずっと読み終えたくない、という明らかに時期尚早であろうセンチメンタルな気持ちになってしまっている。あぁもういちいち面倒くさい。自分で自分が面倒くさい。

そして読んでも読んでも、西加奈子さんの脳みそに近付けているという実感はない。とはいえ、町でばったり西さんに遭遇することがあるかもしれない。万が一、億が一、何かの拍子で西さんとお酒を飲む事が出来るかもしれない。そんな事があれば出来るだけ具体的に西さん作品のここが好きなんですということを伝えて、西さんのあの笑顔を見たい。(私が人を褒める時にいつも心掛けているのが具体的である事である。自分だったらその方が嬉しいから、というチンケな理由であるがずっと実践しているから誰かに褒めてほしい。)その為に今の私がすべき事といえば、読者目線で知り得る西さんの情報を出来るだけ出来るだけキャッチしてその「億が一」に備えるということである。

自分の気持ちを素直に文章にすると、こんなに気持ちが悪いのかと今、驚愕している。だけど全部ぜんぶ本心だから仕方ない。好きなんだから仕方ない。思っちゃったんだから仕方ない。

私は本当に、どうしようもない根っからのヲタク気質である。